歌会の記録:2024年1月12日(金)

歌会コメント

会員九名が集まって新年初の歌会を行いました。共通テストのため大学の施設が使用できず、カフェの一角をお借りしてゆったりと歌会を楽しみました。

詠草

手袋もせずに食器を洗うアルバイト帰路を照らす六等星/荻野花瓶
大人びた幼稚園児に教わって雨宿りみたいにするあくしゅ/依田口孤峰
人体を樹にたとえれば頭(ず)は果実つねに支えるには重たくて/はづき
水菜の根誰が切っても白くなり誰もがこの冬の中にいる/武田歩
朝焼けが深緋のおりを輝かしワイングラスに二十歳のクヌギ/森井翔太
会員限定詠草があります)
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